「宮古ブルー」と称される海が魅力の宮古島。そんなきれいな海がある宮古島で絶対外せないアクティビティがシュノーケリングです!
しかし、悲しいことに、近年シュノーケリングによる水難事故が多発しています。
シュノーケリングを楽しみたいけど、事故が心配だな…
大丈夫です!ポイントをおさえれば安全にシュノーケリングを楽しむことができますよ!
この記事では安全にシュノーケリングを楽しむためのポイントを解説していきます!
- 水難事故の事例
- シュノーケリングに潜む3つの危険
- 安全にシュノーケリングを楽しむポイント5つ
シュノーケリングを安全に楽しみたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を書いた人🙋(ガイド歴16年 PADI インストラクター)
「初心者専門宮古島シュノーケリングツアー」を運営する私「浜 佑介」は、ダイビング歴20年のダイビングインストラクターです。
ダイビング、シュノーケリングの知識だけでなく、宮古島や沖縄の様々な情報に精通しています。
- 石垣島と宮古島でマリン会社経営
- ガイド歴16年 PADI インストラクター
- 初心者のガイド累計10000人以上!
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沖縄県では年々水難事故が増加
沖縄県では水難事故件数、死者・行方不明者数とともに年々増え続けています。
ここでは、以下2つの観点から沖縄県の水難事故について解説していきます。
それぞれ詳しくみていきましょう。
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沖縄県における水難事故数と死者・行方不明者数
次のグラフは沖縄県における10年分の水難事故数と死者・行方不明者数の推移を表したものです。
引用:[沖縄タイムス]
2022年から事故件数が100件を超えているよ…!
警察庁のデータによると2022年には水難事故発生件数が全国で1位となり、2023年には沖縄県の過去10年の中で最多件数を更新しました。
増加の要因として、コロナ禍明けによる観光客の増加や県民のレジャー活動の活発化が考えられています。
沖縄県の水難事故トップはシュノーケリングによるもの
沖縄県で水難事故のトップはシュノーケリング中の事故です。
以下で、実際に宮古島で発生したシュノーケリングによる事故を紹介します。
シュノーケリング中に心肺停止 千葉の43歳男性が死亡 リゾートホテル内のビーチで 沖縄・宮古島市
2023年9月23日午前11時10分ごろ、沖縄県宮古島市下地与那覇にあるリゾートホテル敷地内のビーチで「心肺停止の人がおり、心肺蘇生中」と、フロントスタッフから119番通報があった。 宮古島海上保安部によると、千葉県の男性(43)が沖合50メートル付近でうつぶせの状態で浮いているところをビーチスタッフが発見。
引用:[沖縄タイムス]
宮古島の「中の島ビーチ」で男性死亡 岩場に頭挟まった状態 伊良部
24日午前10時ごろ、宮古島市伊良部の中の島ビーチで「沖合の海中に沈んでいる人がいる」と118番通報があった。千葉県の男性(47)が岸から約50メートル離れた水深約3メートルの海底で岩場の間に頭部が挟まり、うつ伏せの状態で発見された。
引用:[琉球新報]
上記のようにシュノーケリングでの事故は身近なものであり、決して他人事ではありません。
シュノーケリングに潜む3つの危険
シュノーケリングは特別な資格や技術が必要なく、子どもから大人まで手軽に楽しめるスポーツです。しかし、シュノーケリングには思わぬ危険が潜んでいます。
ここではシュノーケリングに潜む3つの危険について解説していきます。
それぞれ詳しくみていきましょう。
潮の流れ
シュノーケリングの際には潮の流れに注意しましょう。
潮の流れの中で「離岸流(りがんりゅう)」をご存知でしょうか?
離岸流とは、沖に向かって発生する強い潮の流れのことです。
離岸流のうち、沖縄では珊瑚礁が環状に島を囲っていることが多く、その珊瑚礁の切れ目で発生する「リーフカレント」という流れが発生しやすくなっています。
陸地と環状の珊瑚礁の間は、珊瑚礁や熱帯魚が多く生息していることもあり、シュノーケリングに最適な場所です。
しかし、シュノーケリングに夢中になって珊瑚礁の切れ目に気づかぬうちに近づいてしまい、リーフカレントに巻き込まれ沖に流されてしまうという事故が多く発生しています。
そのためシュノーケリングを楽しむ際は潮の流れに巻き込まれないよう、珊瑚礁の切れ目に近づかないようにしましょう。
もし潮の流れに巻き込まれちゃったらどうしよう…
万が一巻き込まれてしまった場合は、落ち着いて海岸と平行に泳ぎ、リーフカレントから脱出しましょう。
海の危険生物
海にはさまざまな生物が生息していますが、中には強い毒を持った生物や人間を襲う生物がいます。
特に宮古島では近年ハブクラゲによる被害が増えており、注意が必要です。
ハブクラゲに刺されてしまった場合は患部にお酢をかけ、触手を手でそっと取り除きましょう!
宮古島に生息している危険生物は他にもいます。
- カツオノエボシ
- アンボイナガイ
- ヒョウモンダコ
危険生物とその対処法については以下も参考にしてみてください。
\宮古島の海の危険生物について知りたい方はこちら!/
毒性を持った危険な生物がいることを認識し、見かけたら近づかないようにしましょう。
また、もし被害にあった時のために応急処置を把握しておくことも大事です。
体調が優れない状態での入水
体調が優れないのに、「せっかくの旅行だから…」と無理をしてシュノーケリングをしようとするのは危険です。
また、飲酒した後のシュノーケリングも厳禁です。
海の中は想像以上に体力を消耗します。体調が優れない状態での入水は、体調の悪化を引き起こす可能性があります
また、飲酒していた場合、アルコールにより判断力が低下し、思わぬ事故を引き起こす原因になりかねません。
シュノーケリングは体調が万全の状態で挑みましょう。
安全にシュノーケリングを楽しむためのポイント5つ
ここからは安全にシュノーケリングを楽しむためのポイントを5つ紹介します。
それぞれ詳しく解説していきます。
2人以上で行動する
シュノーケリング中は必ず2人以上で行動しましょう。1人では何かあった時に連絡することも助けてもらうこともできません。
子供たちだけでシュノーケリングをするのは平気?
子供たちだけでは複数人いても危険です!必ず大人も2人以上ついてあげてください。
海では何が起こるかわかりません。複数人で行動し、万が一のトラブルに備えましょう。
基本的なシュノーケルスキルを学ぶ
シュノーケリングを楽しむ前に、基本的なシュノーケルスキルを学びましょう。
スキルを学ぶことで、シュノーケルや水中マスクに水が入った時に慌てずに済みます。
基本的なスキルってどんなものがあるの?
「シュノーケルクリア」と「マスククリア」というものがあります!
シュノーケル中の呼吸はゆっくり吸い、強く息を吐きましょう。
ゆっくり息を吸うことで、海水が入ってきた場合も飲み込まずに済み、強く息を吐くことでシュノーケル内の水を外に出すことが可能です。
水中マスクに水が入った時は、海水から顔を上げ、マスクの上部を手で押さえ鼻から息を強く吐きます。
これでマスク下から海水が抜けます。
他にもシュノーケリングのやり方が知りたい方は以下もチェックしてみてください。
\詳しいシュノーケリングのやり方はこちら!/
シュノーケルスキルをしっかり学び、海水が入った時に対応できるよう準備しましょう。
ライフジャケットを装着する
シュノーケリングの際は大人子供に関わらず、ライフジャケットを装着しましょう。
装着の際は、自分に合ったサイズを選びましょう。
海上保安本部のデータによると、水難事故にあった人のうち6割の人がライフジャケットを装着していないことがわかっています。
また、サイズの合っていないライフジャケットを着用すると、ライフジャケットと身体に隙間ができ、ライフジャケットだけが浮いて身体が沈んでしまいます。
自分に合ったライフジャケットを装着してシュノーケリングを楽しみましょう。
台風前後は避ける
台風の前後はシュノーケリングを控えましょう。
台風前後で天気が晴れていてもダメなの?
台風の前後は暴風や激しい雨により海が荒れます。
たとえ天気が晴れていたとしても、暴風警報・暴風特別警報が出ている場合はシュノーケリングは中止しましょう。
適度に休憩をとる
水の中は思ったよりも体力を使います。
そのため適度に休憩をとりましょう。
前述した通り、体調が優れないと判断力や行動力が鈍り、思わぬトラブルに対応できないからです。
疲れも判断力や行動力が鈍ってしまう原因になります。
適度に休憩をとることで、安全に楽しくシュノーケリングをすることができるでしょう。
安全にシュノーケリングを楽しむならツアー参加がおすすめ!
安全にシュノーケリングを楽しむならツアー参加がおすすめです。
なんでツアー参加がおすすめなの?
専門知識を持ったスタッフが道具の使い方から呼吸法まで丁寧にサポートしてくれるため、安心です!
万が一事故に遭った場合でも、救難資格を持ったスタッフがすぐに対応してくれるため、安全にシュノーケリングを楽しむことが可能です。
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