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沖縄の夜の森で、ガサガサと音を立てて現れる巨大な影。
その正体は、陸上で生活する甲殻類としては世界最大を誇る「ヤシガニ」かもしれません。

ヤシガニってどんな生き物?
名前に「カニ」とありますが、実はヤドカリの仲間という不思議な生き物で、その寿命は50年にも及ぶといわれています。
この記事では、謎に包まれたヤシガニの生態から、沖縄のどの島で出会えるのか、安全な観察方法、そして「ヤシガニは食べられるの?」という気になる疑問まで、あらゆる情報を徹底解説します。
絶滅も危惧される貴重な存在だからこそ知っておきたいルールや、宮古島で人気のナイトツアーもご紹介します。



沖縄旅行の前に、奇妙で魅力的な生き物「ヤシガニ」のすべてを学んでみませんか?
- ヤシガニの生態について
- ヤシガニに会える場所について
- ヤシガニの危険性について
- ヤシガニを食べる方法
ヤシガニについて知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を書いた人🙋(ガイド歴16年 PADI インストラクター)
「初心者専門宮古島シュノーケリングツアー」を運営する私「浜 佑介」は、ダイビング歴20年のダイビングインストラクターです。
ダイビング、シュノーケリングの知識だけでなく、宮古島や沖縄の様々な情報に精通しています。


- 石垣島と宮古島でマリン会社経営
- ガイド歴16年 PADI インストラクター
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ヤシガニってどんな生き物?





ヤシガニって聞いたことはあるけど、どんな生き物なの?
沖縄に住む、とても珍しい生き物のヤシガニ。
名前は聞いたことあっても、ヤシガニについてよく知らない人がほとんどでしょう。
ここでは、沖縄に住むヤシガニについて、詳しく紹介します。
カニじゃない?実はヤドカリの仲間
「ヤシガニ」という名前を聞くと、多くの方が大きなカニを想像するかもしれませんが、実はヤドカリの仲間に分類される生き物です。
見た目はカニにそっくりですが、生物学的な分類では、カニよりもヤドカリに近い親戚関係にあります。
その証拠に、ヤシガニの幼生(赤ちゃん)の時代にヒントが隠されています。
幼生期は海の中でプランクトンとして過ごした後、小さなヤドカリそっくりの姿になり、貝殻を背負って陸に上がるのです。
そこから成長するにつれて貝殻から出て、お腹の皮を硬くして陸上生活に完全に適応します。



普段私たちが見かけるカニとは異なる進化の過程をたどってきたのが、ヤシガニというわけです!



カニじゃなくて、巨大なヤドカリの仲間なんだね!
世界最大の陸生甲殻類とは



ヤシガニが持つ数々のすごい記録の中でも、特に有名なのがその大きさです!
ヤシガニは、陸上で生活する甲殻類(エビやカニの仲間)としては世界で最も大きいとされています。
その大きさは、脚を広げると1mを超え、体重は4kg以上になる個体もいるほどです。
これは、小さな子どもくらいの重さで、見た目の迫力は満点です。
巨大な体と、硬いヤシの実をも割ってしまうほどの強力なハサミを持つことから、英語では「Coconut crab(ココナッツクラブ)」という名前で呼ばれています。
実際に沖縄の夜のジャングルでライトの先にこの巨大な姿が現れたときのインパクトは、忘れられない思い出になるでしょう。
まさに「世界最大」の名にふさわしい、力強く、そして神秘的な生き物なのです。
ヤシガニの寿命は約50年!長寿の秘密
ヤシガニは、その大きさだけでなく、非常に長生きであることでも知られています。
一般的に、ヤシガニの寿命は約50年、中にはそれ以上生きる個体もいると考えられています。
なぜこれほど長生きできるのかというと、その成長スピードが非常にゆっくりなためです。
ヤシガニは1年で数ミリしか大きくならないと言われており、私たちが沖縄で見かける大きな個体は、実は何十年もの歳月を生き抜いてきたベテランなのです。


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どこでヤシガニに会えるの?





ヤシガニってどこに行ったら会えるの?
ヤシガニが見たいけど、どこに行けば見られるのかわからないあなたに、ヤシガニに会える場所について解説します。
それぞれ詳しくみていきましょう。
沖縄本島・八重山・宮古島が主な生息地
ヤシガニは沖縄県のどこにでもいるわけではなく、主に自然が豊かに残る以下の3つのエリアが生息地として知られています。
- 沖縄本島北部(やんばる地域)
- 八重山諸島(石垣島や西表島)
- 宮古島
これらの地域は、ヤシガニが好む亜熱帯の自然、特にエサとなるアダンの木が茂り、隠れ家となる岩場が多い環境が残っています。
中でも宮古島は出会いやすい島



一番見られる確率が高いのはどの島?
沖縄でヤシガニを見てみたい、という方に特におすすめしたいのが宮古島です。
宮古島がヤシガニの観察に適しているのには、いくつかの理由があります。
第一に、他の地域に比べてヤシガニの個体数が多く、遭遇できる可能性が高いとされています。
島のいたるところにアダンの木が自生しており、ヤシガニのエサや隠れ家が豊富にあることが一因と考えられています。
第二に、ヤシガニを探す専門のナイトツアーが充実している点です。
プロのガイドがその日の天候やヤシガニの習性を考慮して、出現率の高い秘密のポイントへ案内してくれます。
安全に、そして高い確率でヤシガニを観察したい方には、ツアーへの参加が最も確実な方法といえるでしょう。



実際に、ツアー参加者のヤシガニ遭遇率は非常に高いです!
夜に動くため観察は暗くなってから
ヤシガニを観察したいなら、狙うべき時間帯は「夜」です。
ヤシガニは典型的な夜行性の生き物で、太陽が出ている昼間はほとんど活動しません。
昼間のヤシガニは、外敵や暑さから身を守るため、以下のような場所に隠れてじっとしています。
- 海岸にある岩場の隙間
- アダンの木の根元
- 自分で掘った巣穴の中
あたりが暗くなり、気温が少し下がってくると、エサを求めて巣穴から出てきて活発に動き始めます。



そのため、野生のヤシガニの姿を見るためには、夜の探検が必須となるのです。
街灯の少ない海岸沿いの道や、静かな森の中をライトで照らしながら探すと、ガサガサと動くヤシガニの姿を見つけられるかもしれません。
ただし、安全のためにも一人での行動は避け、専門のツアーなどを利用するのが賢明です。
ヤシガニは危険?気をつけること





ヤシガニって危険な生き物なの…?
結論から言うと、ヤシガニはこちらから何もしなければ襲ってくることはありませんが、むやみに近づいたり触ろうとしたりするのは非常に危険です。
ヤシガニが持つ最も注意すべき武器は、その巨大で強力なハサミです。
このハサミの挟む力は非常に強く、硬い木の実を割ることはもちろん、人の指を簡単に切断してしまうほどの威力があるといわれています。
さらに、ヤシガニは現在、沖縄県の多くの市町村で保護条例によって守られている貴重な生き物です。
許可なく捕まえたり傷つけたりすることは法律で禁止されており、罰則が科される場合もあります。
ヤシガニに出会った際は、その生態系とルールを守るためにも、絶対に手を出さず、静かに観察するに留めましょう。
ヤシガニはどうやって見に行く?





ヤシガニってどうやって見に行くの?
ここではヤシガニをどうやって見に行けばいいのか解説します。
夜行性のヤシガニはプロと行くのが安心



安全に、そして確実にヤシガニに会いたい!
そう考えるなら、最もおすすめな方法はプロのガイドが案内するナイトツアーに参加することです。
ヤシガニは夜行性で、かつ特定の場所に生息しているため、知識のない観光客が自力で探すのは非常に困難です。
自力で探す場合の難しさには、以下のような点が挙げられます。
- 夜のジャングルや海岸は、ハブなどの危険生物がいる可能性や、足場が悪く怪我をするリスクがある
- ヤシガニのいるポイントを知らないと、何時間探しても見つからないことがほとんど
- 無意識のうちに、ヤシガニの生息地を荒らしてしまう可能性
その点、専門のナイトツアーであれば、ヤシガニの生態を知り尽くしたガイドが、安全なルートで出現率の高い場所へ案内してくれます。
ライトなどの装備もレンタルできる場合が多く、手ぶらで参加できるのも魅力です。
【おすすめ】宮古島・星空ナイトツアー
宮古島での夜の過ごし方として、特におすすめしたいのが「星空&亜熱帯ジャングルナイトツアー」です。
このツアーは、ヤシガニ観察と、宮古島が誇る満天の星空観賞をセットで楽しめる、非常に贅沢なアクティビティです。
ツアーでは、経験豊富なガイドさんが、ヤシガニが潜んでいそうな秘密のジャングルへと案内してくれます。
道中では、ヤシガニだけでなく、オオコウモリやリュウキュウコノハズクといった、夜行性の珍しい生き物に出会えるチャンスも。
そして、ジャングルを抜けた先には、息をのむほど美しい星空が広がります。
街の明かりが届かない場所で見る天然のプラネタリウムは、まさに感動的です。



安全に楽しく、宮古島の夜の自然を120%満喫できるナイトツアーは、家族旅行や友人との思い出作りにぴったりですよ!


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ヤシガニは食べられるの?





ヤシガニは食べられるの?
ここではヤシガニが食べられるか、どこで食べられるのか、詳しく紹介します。
それぞれ詳しくみていきましょう。
昔は食用だったが現在は保護対象のヤシガニ
かつて沖縄の食文化の一部であったヤシガニですが、その立場は時代と共に大きく変わりました。
昔は、その濃厚な味わいから高級食材として珍重され、人々の胃袋を満たしてきました。
しかし、その人気が仇となり、乱獲が横行した結果、ヤシガニの数は激減。
さらに、海岸開発などによる生息地の破壊も追い打ちをかけ、ヤシガニは絶滅の危機に瀕する状況に陥ったのです。
この事態を重く見た沖縄県の各市町村は、ヤシガニを未来に残すため、相次いで保護条例を制定。
現在では、繁殖期を含む長期間の禁漁期間が設けられるなど、厳しい保護措置が取られています。
現在はごく一部の認可店のみヤシガニを提供
現在、ヤシガニを食べたいと思っても、簡単に提供店を見つけることはできません。
その理由は、ヤシガニが法律で厳しく保護されており、沖縄県から正式に認可されたごく一部の飲食店でしか、メニューとして提供することが許されていないためです。
そのため、ヤシガニは常に食べられるわけではなく、提供できる時期や数も限られます。
価格も「時価」となっていることがほとんどで、非常に高価な食材です。
もしヤシガニ料理を提供しているお店を見つけたら、それは正規のルートで仕入れた、非常に希少なものであると理解しておきましょう。
宮古島でヤシガニを食べられる店は?
貴重なヤシガニ料理ですが、宮古島や沖縄本島には、正規の許可を得て提供しているお店がいくつか存在します。



もし宮古島でヤシガニを食べてみたいという方は、次のお店を訪れてみてはいかがでしょうか?
【割烹 魚宮楽尚】
地元の新鮮な魚介類が自慢の割烹。
ヤシガニの在庫が豊富な時期には、好みの重さで注文できることもあります。
住所 | 沖縄県宮古島市平良西仲宗根3−1 |
---|---|
営業時間 | 17:00 – 21:30 |
定休日 | 不定休 |
電話番号 | 0980-72-6595 |
駐車場 | 有り |
【海鮮 悟空】
海鮮料理が人気の居酒屋で、茹でヤシガニを時価で提供しています。
宮古牛のメニューも豊富です。
住所 | 沖縄県宮古島市字下里246 |
---|---|
営業時間 | 11:30 – 15:00(L.O. 13:45) 17:15 – 22:30(L.O. 21:45) |
定休日 | 不定休 |
電話番号 | 0980-72-0897 |
駐車場 | 有り |
【琉球ダイニング ふぁいみーる】
宮古島の食材をふんだんに使った創作琉球料理が楽しめる人気店です。
A5ランクの宮古牛や新鮮な海鮮と共に、幻の食材であるヤシガニを入荷状況に応じて提供しています。
琉球モダンなおしゃれな個室も完備しており、特別なディナーにも最適です。
住所 | 沖縄県宮古島市平良西里171 パティドゥビル 2F |
---|---|
営業時間 | 17:00 – 22:00(L.O.料理21:20 / ドリンク21:30) |
定休日 | 日曜日 |
電話番号 | 050-1720-7983 |
駐車場 | 無し |
ヤシガニは入荷が不安定なため、来店する際は必ず事前にお店へ電話をして「ヤシガニは今日ありますか?」と確認することを強くお勧めします。
せっかくお店に行ったのに品切れだった、ということを避けるためにも、予約をしてから伺うのが確実です。
観察におすすめの服装と持ち物


ヤシガニを探しに夜の自然へ出かける際は、安全と快適さのために適切な準備が欠かせません。
ここでは観察におすすめの服装と持ち物について紹介します。
長袖・長ズボン・歩きやすい靴がヤシガニ観察の基本



ヤシガニ観察の服装で最も重要な3つのポイントは「長袖」「長ズボン」「歩きやすい靴」!
まず、長袖・長ズボンは、沖縄の自然に多く生息する蚊や、その他の虫刺されから肌を守るために不可欠です。
暗い中で歩く際に、木の枝や葉、トゲのある植物などで切り傷や擦り傷を作るのを防ぐ役割も果たします。
次に、歩きやすい靴(スニーカーなど)は、安全確保のために絶対に必要です。
ヤシガニがいる場所は、舗装された道ではありません。
木の根が張り出していたり、地面が濡れて滑りやすかったりすることもあります。
ビーチサンダルやヒールのある靴は、転倒や捻挫の原因となり大変危険なので、必ず避けましょう。
虫よけ・飲み物・カメラも準備しよう
快適で楽しいヤシガニ観察をするために、次の持ち物を準備しましょう。
- 虫よけスプレー
沖縄の夜の森は、蚊の活動が活発です。
刺されるとかゆみで観察に集中できなくなることもあるため、忘れずに持参し、こまめに使用しましょう。 - 飲み物
亜熱帯の夜は、日中よりは涼しいものの湿度が高く、歩いていると汗をかきます。
熱中症予防のためにも、ペットボトルのお茶や水などを一本持っておくと安心です。
- カメラ
- 小さなタオル



撮影する際はフラッシュの使用に注意しましょう!
強い光はヤシガニを驚かせ、ストレスを与えてしまいます。
まとめ


この記事では、沖縄に生息する世界最大の陸生甲殻類、ヤシガニについての様々な情報をお届けしました。
- ヤシガニはカニではなく、ヤドカリの仲間
- 夜行性なので、観察は日が暮れてからが基本
- ヤシガニ観察はナイトツアーに参加するのが最も安全で確実
- ハサミは非常に強力で危険なため、絶対に触らないこと
- 現在は保護条例で守られている貴重な生き物であること
ヤシガニは、そのユニークな生態と圧倒的な存在感で、私たちに自然の神秘と力強さを教えてくれます。



沖縄を訪れる際は、この記事で紹介したルールやマナーをしっかりと守り、貴重なヤシガニとの出会いを楽しんでください。



安全と環境に配慮して最高の思い出を作ろう!


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